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フルミストについて

フルミスト(FluMist®)は人工的に弱毒化した生きているウイルスを使用します。点鼻によって鼻腔に直接免疫をつけるため、体内で作られるIgG抗体だけでなく、気道分泌型IgA抗体も誘導するため、予防効果が高いと考えられます(皮下注射のHAワクチンはIgG抗体のみで予防効果は低い)。

また、生きたウイルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと株が違っても発症を抑制または軽症化させる効果は保たれます。ただし、複数回インフルエンザに感染したことのある方は効果が低くなるため、日本では19歳以上は適応がありません。

下記のPDFもご参照ください。

従来のワクチンとの違い
  HAワクチン(通常のワクチン) フルミスト
投与方法 皮下注射 鼻の中に噴霧
ワクチンの種類

不活化ワクチン

(死んだウイルス)

生ワクチン

(病原性を弱くした生きたウイルス)

対象年齢 生後6ヶ月以上 2~18歳
インフルエンザ感染の予防 できない できる
ワクチン効果の持続期間 数ヶ月 約1年
妊婦への接種 できる できない
接種後にインフルエンザ検査を行った場合 陰性 接種後7日まで陽性になることがある

対象年齢

2歳0ヶ月~19歳未満

必ず母子手帳を持参してください(通常のインフルエンザHAワクチンとの過接種をさけるため)

フルミストは在庫が限られていますので事前に予約の電話をお願いします。

接種回数と料金

2025/2026シーズンで1回のみ接種

1回8,800円(税込) 

板橋区では4,000円の助成がでます。

フルミストを接種できない方

  • 2歳未満と19歳以上の方
  • 5歳未満で繰り返す喘鳴の既往があり、現在も喘息症状がある方
  • ゼラチン含有製剤又はゼラチン含有の食品に対して、重度のアレルギーやアナフィラキシーの既往のある方
  • 卵白やその他のワクチン成分に対して、重度のアレルギー、アナフィラキシーの既往がある方
  • アスピリン服用中の方
  • 免疫が著しく低下している方、または免疫力が著しく低下している人と同居している
  • 重度の鼻詰まりや鼻炎がある方
  • 4週間以内に「生ワクチン」を接種している方
  • 明らかな熱(37.5度以上)がある方  

副反応について

通常のウイルスと違って36~37℃では増殖しづらい「低温馴化株」なので発熱や関節痛などの全身症状はあまりおこりません。

一方で、鼻腔に噴霧するので鼻水、鼻づまり、のどの痛みなどの症状が比較的多く(40~50%)にみられます。

他のワクチンと同様に、ごくまれにアレルギー反応や免疫を介した重い副反応がおこる可能性は否定できません。

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